NURO光は「速い光回線」として知られていますが、その秘密をご存じでしょうか?
NURO光はNTTの未使用回線「ダークファイバー」を活用し、「独自回線」としてサービスを提供しています。これにより回線混雑が少なく、快適な通信環境を実現しているのです。
そこで本記事では、通信会社に15年以上勤める筆者が、「ダークファイバー」と「独自回線」の仕組みをわかりやすく解説します。
さらに、NURO光がなぜ速いのか、他社との違いや実際の速度もあわせて紹介していきます。
\ 特典付き公式サイトはこちら /
NURO光の速さの秘密は「ダークファイバーと独自回線」
NURO光が速いといわれる理由は、他社と仕組みが違うからです。
そのポイントが「ダークファイバー」と「独自回線」で、ここを理解すればNURO光の特徴がよくわかります。
ダークファイバーとは?NTTの未使用回線を利用
ダークファイバーとは、NTTが敷設した光ファイバーのうち「まだ誰も使っていない未使用の回線」を意味します。
光ファイバーはもともと電話回線やフレッツ光のために全国へ張り巡らされましたが、実際には使われていない区間も多く、余った回線が眠っているのです。

例えるなら「道路は作られたけれど、まだ車が走っていない専用レーン」のようなもの。
この空いている回線を、通信事業者(NURO光やauひかり)がレンタルして自由に利用できる仕組みがNTTには存在しています。
独自回線とは?フレッツ光との違いをわかりやすく解説
独自回線とは、通信事業者が自社の仕組みで運用している光回線のことを指します。
たとえばフレッツ光の場合、NTTの回線を複数のプロバイダ(ドコモやソフトバンク)が共有して利用しているため、夜間など利用者が集中する時間帯は混雑しやすくなります。



イメージすると「1本の道路を多くの車(利用者)が一斉に走っている」状態です。
一方、独自回線は「自社専用の道路」を持っているようなもので、他社と回線を共有しないため混雑が起きにくく、安定した速度が出やすい特徴があります。
NURO光はダークファイバーを使って独自回線を実現している
NURO光は、NTTのダークファイバーを借りて、自社専用の仕組みで光回線を提供しています。
つまり「まだ誰も走っていない道路(ダークファイバー)」を使い、NURO光専用レーン(独自回線)を整備しているイメージになります。
この仕組みにより、フレッツ光のように多くの事業者が同じ回線を共有することがなく、回線が混み合いにくいのが特徴です。
その結果、動画視聴やオンラインゲームでも快適に利用でき、高速で安定したインターネット環境を実現できています。
NURO光は本当に速い?実測データと他社比較
NURO光は仕組み上速いと言われていますが、実際の利用者はどれくらいの速度が出ているのでしょうか。
ここでは最新の速度データと、他社との比較結果を見ていきます。
実際の速度データをチェック
仕組み上は速いとされるNURO光ですが、「実際の利用者はどのくらいの速度が出ているの?」と気になる方も多いでしょう。
ここでは、2025年3月20日に筆者の自宅で測定した、NURO光(IPv6)の速度データを時間帯別にまとめました。
時間帯 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
朝 | 529.77 Mbps | 323.78 Mbps |
昼 | 568.89 Mbps | 362.97 Mbps |
夕方 | 425.76 Mbps | 400.21 Mbps |
夜 | 523.15 Mbps | 400.94 Mbps |
深夜 | 499.86 Mbps | 420.70 Mbps |
どの時間帯でも下り400Mbps以上を記録しており、夜間でも動画視聴やオンラインゲームが快適に利用できる水準です。
また上りも常に300〜400Mbps台を維持しているため、大容量ファイルの送信やクラウド利用もストレスなく行えることがわかります。
IPv6について詳しく知りたい方は、こちらの記事に詳しく解説しています。


他社(ドコモ光・ソフトバンク光など)との違い
NURO光の速度は「速い」とよく言われますが、実際に他社と比べるとどのくらい差があるのでしょうか。
速度測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」に掲載されている最新の平均値をまとめました。
回線 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|---|
NURO光 | 813.54 Mbps | 717.40 Mbps |
ドコモ光 | 461.81 Mbps | 404.11 Mbps |
ソフトバンク光 | 517.12 Mbps | 477.93 Mbps |
ご覧の通り、NURO光は下り・上りともに他社を大きく上回っていることがわかります。
特に下り速度では800Mbps超と、1ギガ系の光回線(ドコモ光やソフトバンク光)の約1.5倍の実力を発揮しています。
また、NURO光は時間帯による速度低下も少なく、夜間でも安定して高速通信ができる点が大きなメリットです。
NURO光の詳しい速度実測データは、こちらの記事にまとめました。


NURO光のメリット・デメリット
NURO光には速さや安定性といった大きなメリットがありますが、エリアや工事面など注意すべき点も存在します。
ここでは、契約前に知っておきたいメリットとデメリットをわかりやすく整理しました。
メリット:高速で安定しやすい
NURO光は、NTTのダークファイバーを使った独自回線を構築しているため、利用者が集中する時間帯でも速度が落ちにくいのが特徴です。
映画やドラマを高画質でストリーミング再生しても、途中で止まることなく快適に視聴できます。
また、大容量のゲームやアプリのダウンロードも短時間で完了し、オンライン対戦でもラグを感じにくいでしょう。
家族で同時にパソコンやスマホを使っても安定しているので、在宅ワークや学習環境にも安心して使える回線といえます。
デメリット:提供エリアや工事に注意
NURO光は速さに定評がありますが、提供エリアがまだ全国対応ではない点には注意が必要です。
また、NURO光の戸建てタイプでは、開通するのに宅内工事と屋外工事の2回の工事が必要で、状況によっては数ヶ月待たされるケースも…。
そのため、引っ越しや新生活のタイミングで利用したい方は、余裕を持って申し込みましょう。
よくある質問(FAQ)
NURO光の速さや仕組みについて、初心者が特に気になりやすい疑問をまとめました。
契約前に不安になりがちなポイントを、わかりやすくQ&A形式で解説します。
ダークファイバーと独自回線は同じ意味?
ほぼ同じ意味で使われますが、厳密には少し違います。ダークファイバーは「未使用の光回線」のことで、それを借りて構築した仕組みを独自回線と呼びます。
NURO光はダークファイバーだから速いの?
NURO光の速さの理由は、ダークファイバーを利用して専用に近い回線を確保できる点にあります。利用者の分散が効くため、混雑が少なく安定した速度が出やすいのです。
他の光回線もダークファイバーを使っているの?
はい、NURO光だけでなく、auひかりでもダークファイバーが利用されています。ただし、提供エリアや利用方法は各社で異なります。
独自回線でも遅くなることはある?
あります。時間帯や利用環境によっては速度低下が起こることも。ただし、他社と比べれば混雑の影響を受けにくいのが特徴です。
まとめ|NURO光の速さは「ダークファイバー×独自回線」にあり
NURO光の速さの理由は、NTTが敷設したダークファイバーを活用し、独自の回線として提供しているからです。
混雑の影響を受けにくく、動画視聴やオンラインゲーム、大容量のダウンロードもスムーズ。夜間でも安定した速度を維持できるのは大きな強みです。
「ネットが遅い」「動画が止まる」といった悩みを抱えている方でも、NURO光なら高速かつ安定した通信で快適に利用できます。



家族で同時に動画を見たり、夜間帯にオンラインゲームをしても、ストレスを感じにくいのがNURO光の魅力ですね。
快適な通信環境を求めるなら、一度公式サイトでチェックしてみることをおすすめします。
\ 特典付き公式サイトはこちら /
コメント